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title:Kokkai kaigiroku
date:2014
source:http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/107/0710/10710170710002a.html
genre:spoken
subcorpus:diet
terms of use:Public domain

 1○ 加藤委員長
 2これ より 会議 を 開き ます 。
 3沖縄 及び 北方問題 に関する 件 について 調査 を 進め ます 。
 4この 際 、 倉成外務大臣 及び 浜野外務政務次官 から それぞれ 発言 を 求め られ て おり ます ので 、 順次 これ を 許し ます 。
 5倉成外務大臣 。
 6○ 倉成国務大臣
 7この たび 外務大臣 に 就任 いたし まし た ので 、 一言ごあいさつ を 申し上げ たい と 思い ます 。
 8まず 、 北方領土問題 について 申し述べ ます 。
 9戦後 の 日ソ関係 は 、 昭和 三十一 年 の 日ソ共同宣言 による 国交回復 以来 既に 三十 年 の 歳月 を 経 て おり ます が 、 今 なお 、 北方領土問題 が 未解決 の ため に 平和条約 が 締結 さ れ て おり ませ ん 。
 10我が 国 は 、 戦後 一貫 し て 歯舞 、 色丹 、 国後 、 択捉 の 北方四島 の 一括返還 により 北方領土問題 を 解決 し 、 平和条約 を 締結 する よう ソ連 に対して 求め て まいり まし た 。
 11それ にもかかわらず 、 これら 父祖伝来 の 領土 が 依然 と し て ソ連 の 不法占拠 の もと に 置か れ て いる こと は 遺憾 の 念 を 禁じ 得 ませ ん 。
 12北方領土問題 を 解決 し 、 重要 な 隣国 の 一 つ で ある ソ連 と の 間 に 平和条約 を 締結 する こと により 真 の 相互理解 に 基づく 安定的関係 を 確立 する こと は 我が 国 外交 の 基本的課題 で あり 、 その 実現 の ため に は 、 領土問題 で 厳しい 姿勢 を とり 続け て いる ソ連 に対して 一億二千万 国民 の 不退転 の 決意 を 息 長く 示し て 、 粘り強い 交渉 を 行っ て いく こと が 不可欠 で ある と 確信 いたし ます 。
 13本年 一 月 に ソ連外相 として 十 年 ぶり に 訪日 し た シェバルナゼ外相 と の 協議 の 際 、 日本側 より 北方領土問題 を 日ソ間 の 最重要懸案 として 提起 し て 、 この 問題 について 三 時間 にわたり 話し合い 、 領土問題 を 含む 平和条約交渉 が 十 年 ぶり に 再開 さ れ まし た 。
 14また 、 五 月 の モスクワ における 外相間定期協議 の 際 に も 、 領土問題 を 含む 平和条約交渉 が 継続 さ れ 、 さらに ゴルバチョフ書記長 と の 二 時間 に わたる 会談 の 際 に も 、 北方領土問題 を 解決 し 平和条約 を 締結 する こと が 日ソ関係 の 将来 にとって 最も 重要 で ある 旨 主張 いたし まし た 。
 15私 といたしまして は 、 先般 の 国連総会 に際して の シェバルナゼ・ソ連外相 と の 会談 において 、 戦後 四十 年 余 を 経 た にもかかわらず 、 日ソ 両国 の 間 に 平和条約 が 締結 さ れ て い ない 状況 は 極めて 異常 で あり 、 この 状況 の 是正 を 強く 望む 旨 述べる とともに 、 領土問題 を 未解決 の まま 放置 し て おく こと は 日ソ 両国 の ため に なら ない 旨 を 強く 主張 し た 次第 で あり ます 。
 16北方領土返還 を 求める 国民世論 が 日ごと に 高まり を 見せ て いる こと は 外交交渉 に 当たる 者 として まこと に 心強い 限り で あり 、 本特別委員会 の 委員 の 皆々様 から も 、 今後とも 忌憚 の ない 御忠告 、 御助言 を 賜り まし て 、 全力 を 傾注 し て ソ連 と の 間 で 交渉 を 行っ て いく 所存 で ござい ます 。
 17次 に 、 沖縄 に関する 事項 について 申し述べ たい と 思い ます 。
 18日米安保条約 に 基づく 米軍 の 存在 は 、 我が 国 の 平和 と 安全 、 ひいては 極東 の 平和 と 安全 に 寄与 し て おり 、 政府 として は 、 米軍施設 、 区域 の 円滑 かつ 安定的 使用 を 確保 する こと は 、 日米安保条約 の 目的達成 の ため 緊要 で ある と 考え て おり ます 。
 19同時 に 、 沖縄県 において 従来米軍施設 、 区域 の 密度 が 高く 、 政府 として も その 整理統合 について は 地元 より 強い 要望 が ある こと は かねて より 十分 承知 いたし て いる ところ で あり まし て 、 これ まで も 沖縄県 における 米軍施設 、 区域 の 整理統合 に 努力 し て まいっ た ところ で あり 、 これ から も 必要 に 応じ 米側 と の 話し合い を 行い つつ 努力 し て まいり たい と 考え て おり ます 。
 20また 、 政府 として は 、 現地 の 要望 、 民生 の 安定 、 開発計画 等 に 配慮 する とともに 、 安保条約 の 目的達成 と の 調和 を 図り つつ 、 諸課題 の 解決 の ため 今後とも 一層 努力 を し て いく 所存 で あり ます 。
 21これ まで の 沖縄県民 の 理解 と 協力 に 心 から 感謝 する とともに 、 引き続い て の 理解 と 協力 を お願い 申し上げる 次第 で あり ます 。
 22最後 に 、 外務大臣 の 重責 を 無事 果たせ ます よう 皆様方 の 御協力 を 心 から お願い を 申し上げ まし て 、 ごあいさつ と いたし ます 。
 23ありがとう ござい まし た 。
 24○ 加藤委員長
 25浜野外務政務次官 。
 26○ 浜野政府委員
 27この たび 外務政務次官 に 就任 し まし た ので 、 一言 ごあいさつ を 申し上げ ます 。
 28私 は 、 外務政務次官 に 就任 し て 以来 、 北方領土返還実現 に 向け て 政府 を 激励 する 声 を 広範 な 国民各位 から 受け て おり まし て 、 北方領土問題 の 解決 に 向け て 努力 を し て いく 覚悟 を 新た に し て おる 次第 で ござい ます 。
 29また 、 沖縄 において は 、 米軍 の 施設 、 区域 の 安定的使用 と 周辺住民生活 と の 調和 を 図る よう 可能 な 限り 努力 を 払い 、 沖縄住民 の 方々 の 理解 と 協力 を 得 て いき たい と 考え て おり ます 。
 30今後 、 政務次官 として 、 本委員会 と 外務省 と の 連絡調整 に 全力 を 尽くし て いき ます ので 、 特に 各委員 の 先生方 の 御指導 、 御鞭撻 と 御協力 を お願い いたし まし て 就任 の ごあいさつ と さし て いただき ます 。
 31○ 加藤委員長
 32次 に 、 北方領土問題 の 解決促進 に関する 件 について 決議 を いたし たく 存じ ます 。
 33本件 に関しまして は 、 各党間 において 御協議 を 願っ て おり まし た が 、 協議 が 調い 、 案文 が まとまり まし た 。
 34まず 案文 を 朗読 いたし ます 。
 35北方領土問題 の 解決促進 に関する 件 ( 案 ) 本年 は 、 日ソ両国間 の 外交関係回復 を 実現 し た 日ソ共同宣言 締結 三十 周年 という 記念 す べき 年 に あたる 。
 36この 機会 に 本委員会 は 、 あらためて 、 三十 年 前 、 日ソ国交回復 の ため に 先人 の 払っ た 労苦 を 想起 し 、 これ に 敬意 を 表する 。
 37日ソ共同宣言 に は 、 日ソ関係 を 律する 諸原則 が 謳わ れ て いる ところ 、 今後 日ソ関係 は これら の 諸原則 を 基礎 に 発展 さ せる べき で ある 。
 38今後 更に 、 ソ連邦 と の 間 の 政治対話 を 強化 ・ 拡大 し て いく こと は 重要 で あり 、 この 意味 で 、 ゴルバチョフソ連邦共産党書記長 の 訪日 による 両国 最高首脳 間 の 直接対話 が 極めて 有意義 で ある 。
 39然るに 、 戦後 四十 年 余 を 経 た 今日 も なお 、 我が 国 固有 の 領土 で ある 歯舞 、 色丹 及び 国後 、 択捉 等 北方領土 の 問題 が 依然 と し て 未解決 で あり 、 平和条約 が 締結 さ れ て い ない ため 、 日ソ両国間 の 基本関係 が 未だ 真 の 正常化 を 見る に 至っ て い ない こと は 、 誠 に 遺憾 な こと で ある 。
 40更に 近年 、 北方領土 において は 、 ソ連 の 軍備増強 が 続け られ て いる 。
 41北方領土 の 返還実現 は 、 日本 全国民 の 長年 の 悲願 で ある 。
 42かかる 国民 の 総意 と 心情 に 応える ため 、 政府 は 、 北方領土 における ソ連 の 軍事的措置 の 撤回 を 求める とともに 、 北方領土 の 返還 を 実現 し て 、 平和条約 を 締結 し 、 日ソ間 の 真 に 安定的 な 平和友好関係 を 確立 する よう 全力 を 傾注 す べき で ある 。
 43右 決議 する 。
 44以上 で あり ます 。
 45次 に 、 その 趣旨 の 説明 を いたし ます 。
 46戦後 四十一 年 を 経過 いたし まし た が 、 我が 国民 の 悲願 で あり ます 北方領土 の 返還 が いまだ 実現 し ない ばかり で なく 、 さらに 我が 国 固有 の 領土 で ある 北方領土 において ソ連 の 軍備増強 が 続け られ て いる こと は まこと に 遺憾 で あり ます 。
 47領土問題 の 解決 なく し て 真 の 日ソ間 の 平和友好関係 は あり 得 ない こと は 改めて 申す までも あり ませ ん 。
 48今や 国民 の 間 に は 、 この 問題 の 早期解決 を 望む 声 が 一段 と 高まっ て き て おり ます 。
 49この 北方領土問題 を 解決 する ため に は 、 ソ連邦 と の 間 の 対話 を 強化 、 拡大 し 、 相互理解 を 深める こと が 重要 で あり ます 。
 50この 意味 で も ゴルバチョフ・ソ連邦共産党書記長 の 訪日 による 両国 首脳 間 の 直接対話 が 極めて 有意義 で ある と 存じ ます 。
 51また 本年 は 、 一九五六 年 日ソ共同宣言 が 署名 さ れ 、 両国 間 に 国交 が 再開 さ れ て から ちょうど 三十 周年 に 当たり ます 。
 52この 機会 に 、 日ソ国交回復 の ため に 多く の 先人 が 払わ れ た 労苦 を 想起 し 、 これ に 敬意 を 表する とともに 、 北方領土問題 の 解決促進 の ため 政府 に対し 格段 の 努力 を 求める もの で あり ます 。
 53以上 をもって 本決議案 の 趣旨 の 説明 と いたし ます 。
 54何とぞ 委員各位 の 御賛同 を お願い いたし ます 。
 55採決 いたし ます 。
 56北方領土問題 の 解決促進 に関する 件 を 本委員会 の 決議 と する に 賛成 の 諸君 の 起立 を 求め ます 。
 57○ 加藤委員長
 58起立 総員 。
 59よって 、 本件 は 本委員会 の 決議 と する こと に 決し まし た 。
 60この 際 、 ただいま の 決議 に対しまして 政府 から 発言 を 求め られ て おり ます ので 、 これ を 許し ます 。
 61倉成外務大臣 。
 62○ 倉成国務大臣
 63ただいま の 御決議 に対して 所信 を 申し述べ ます 。
 64政府 といたしまして は 、 ただいま 採択 さ れ た 御決議 の 趣旨 を 十分 に 体し まし て 、 今後とも 粘り強く 対ソ折衝 を 進める べく 、 引き続き 最大限 の 努力 を 払っ て まいる 所存 で ござい ます 。
 65○ 加藤委員長
 66次 に 、 玉置総務庁長官 。
 67○ 玉置国務大臣
 68ただいま の 決議 につきまして は 、 その 御趣旨 を 十分 体し まし て 、 今後とも 引き続き 北方領土問題 の 解決 の ため 、 最大限努力 を 払っ て まいる 所存 で ござい ます 。
 69○ 加藤委員長
 70ただいま の 決議 の 議長 に対する 報告 及び 関係各方面 へ の 参考送付 等 につきまして は 、 委員長 に 御一任 を 願い たい と 存じ ます が 、 御異議 ござい ませ ん か 。
 71○ 加藤委員長
 72御異議 なし と 認め ます 。
 73よって 、 さよう 決定 いたし まし た 。
 74本日 は 、 これ にて 散会 いたし ます 。